
「コミュニカ学院」という名前は、「コミュニケーション」の語源でラテン語の「コミュニカティオ:わかち合い」に由来します。ここで言う「わかち合い」とは、物を分け合うことではありません。誰もが持っているけれど、普通は意識しない部分、例えば、価値観や考え方・行動様式などを「共有する営み」を指します。
私たちの行動や考え方はかなりの部分、文化の影響で決まります。それは悪いことではないけれど、いつもその枠に囚われていれば、異文化コミュニケーションはうまくいきません。コミュニカ学院では、考え方や価値観など、普段空気のように意識されない「文化」を意識化してわかち合うことを目指しています。皆さんが将来、自分の「文化」を大切にしながらも、「文化」を越えて新しい価値観を創造できるよう、そのための土台作りを目指しています。
コミュニカ学院では日本語を言葉としてだけ学ぶことはしません。私たちは、日本語教育を「異文化間教育としての日本語教育」と位置付け、教育を行っています。
汝自身を知れ。これは元々、アポロン神殿に刻まれた言葉です。コミュニカ学院では文字通り、「自分自身を知ろう」という意味で教育や学習の指針としています。 人は言葉や伝統文化は熱心に学びますが、自分の中にある文化には目を向けません。しかし、自分を知らなければ、自分以外のものも分かりません。皆さんの内側にある「?」を一緒に探っていきましょう。
汝自当知(汝自らまさに知るべし)。これは仏教の経典にある言葉です。簡単に言えば、「とにかく、まず自分でやってみよう」という意味です。読んだり考えたりするだけでなく、身体と五感でまず試してみよう、やってみよう、それからそれについて考えてみよう、ということです。行動を起こすからこそ、次の段階が生まれるのです。